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2012年9月24日月曜日

ThunderbirdでGmailを使う方法

 ご存知の方が多いと思いますが、Gmailとは検索大手のGoogleが運営するフリーメールで、10GBという大容量のメールが保管できる便利なWEBサービスです。
 ここではそのGmailのメールアカウントを使って、普段使い慣れているThunderbirdから他のメールと同じように送受信する方法について説明します。

■説明

アカウントの追加方法について説明します。
  1. メニューの「ツール - アカウント設定」を開く

  2. 「アカウント設定」の左下にある「アカウント操作」をクリックして、「メールアカウントの追加」を選択する

  3. 名前、Gmailメールアドレス、メールのパスワードを入力して「続ける」をクリックする
  4. 「あなたのお名前」にメール送信時に表示される氏名、「メールアドレス」にGmailのアドレス、「パスワード」にはGmailアドレスのパスワードを入力して「続ける」ボタンをクリックします。

  5. 内容を確認して「完了」をクリックする
  6. 内容はほぼ自動で設定されますが、一応受信サーバが「IMAP」になっていることを確認してください。問題が無ければ「完了」をクリックします。

■注意

 ここで説明している方法では、受信サーバのプロトコルにIMAPを使用しています。通常、POP3のように受信したメールがサーバから削除されることはなく、Thunderbirdでメール受信後もWEB上のGmailから受信メールを確認することができます。ただし、Thunderbird上の受信トレイのメールを削除するとWEB上のGmailからも同じく削除されますので注意してください。

■IMAPとは

IMAPについて簡単に説明します。
一般的に受信サーバにはPOP3を使用されることが多いですが、POP3は基本的に受信メールをすべて端末(主にPC)にコピーして端末でメールを管理するのに対し、IMAPはサーバ上にメールを残してそれを管理するようになります。
簡単に言うとWEBメールを使用している感じになります。

内容はかなり要約していますので、詳しく知りたい人はこちらをご覧ください。
ウィキペディア IMAP

2012年9月11日火曜日

Thunderbirdのゴミ箱が消えてメールが削除できない場合の対処法

 Thunderbirdのゴミ箱が消えて困っている人が意外に多いようで、ゴミ箱の復元方法についての記事のアクセス数が伸びているので、何気なくゴミ箱の復元方法について検索してみたところ、もっと簡単な方法があるようですので紹介しておきます。

■症状

  • メッセージの削除ができない(「Delete」キーもメニューの「メッセージの削除」も無反応)
  • アカウント内にゴミ箱が無い

■原因

Thunderbirdのゴミ箱は「Trash」と「Trash.msf」という2つのファイルから構成されています。このうち「Trash」がデータの実体で「Trash.msf」はインデックスの役割を果たしています。
この症状ではデータ本体の「Trash」が破損している、もしくは消えてしまっているため起こるようです。

■対処方法 

 対処法の手順は次の通りです。

  1. ゴミ箱が消えたアカウント名で右クリックする
  2. メニューから「新しいフォルダ」を選ぶ
  3. アカウントのコンテキストメニューから「新しいフォルダ」を選択する
  4. 名前に「trash」と入力して「フォルダを作成」ボタンを押す
  5. 名前に「trash」と入力してフォルダを作成する
例では「ローカルフォルダ」になっていますが、ゴミ箱が消えたアカウントを適所選択してフォルダを作成します。

■注意

 当方の環境(Thunderbird15.0.1)では問題なく復旧することが確認できましたが、不安な場合バックアップなどを作成してから作業するようにしてください。

■参照元

この投稿を書くにあたって参考にさせていただきました。
Thunderbird から「ごみ箱」が消えた時の対処法